いど鍼灸整骨院 | 大阪府八尾市北本町1-1-7 パールマンション1F TEL: 072-991-3366 近鉄八尾駅[西口]より西へ50M




不妊治療

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Q&A
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当院の不妊治療の方針と考え方世界のカップルを悩ます不妊症。

女性の体の自然なリズムを整える不妊周期療法

はじめに
不妊周期療法とは、西洋医学の月経周期の
生理的なメカニズム
中医学
(中国伝統医学)
の理論を融合させた不妊治療法です。

現代医学における不妊症の治療技術は近年目覚ましく発展しております。 各種のホルモン療法や排卵誘発剤による治療、人工授精、体外受精など妊娠までのプロセスの一部を人工的に推し進める方法ばかりが進歩しました。それでも妊娠して出産にいたる確率は決して高くはないのが現状です。

女性の体にはもともと「妊娠する力」「産む力」が備わっています。
妊娠、
出産は女性の本能
です。妊娠~出産のプロセス全体を支える働きのどこかに問題が生じ、うまく妊娠できないとしたら、まずは、
その影響を与える問題を
取り除く対策をする
ことが大切なのではないか、と考えています。

不妊周期療法で体質を改善

はじめに
中医学(中国伝統医学)では、他の生理・生命現象と同様、妊娠~出産のプロセスが成立するために体内で働いている
組織全体の
本来の機能をあくまでも重要視
しています。

鍼灸治療により、組織の活動や休養の仕組みを健全にし、種々の機能の障害や負担になる不要なものを取り除き、乱れたリズムを正常にすることを通じて、
自然な妊娠~
出産を整える
ことが不妊周期療法の基本です。 初潮から閉経まで毎月繰り返される女性の生理周期は、妊娠を準備する基本的なプロセスで、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期という4つの異なる役割をもつ期間で構成されています。中医学では妊娠の条件を整えるために、各期の役割を整える為に、各期の役割を十分に果たす助けになるように、期間ごとに
鍼灸の治療方針や選穴、
養生法を変え、
適合させる
ことが必要です。

この考えに基づいて考案されたのが、不妊周期療法です。それぞれの期間ごとの生理的な特質と用いる経穴など、近年さらに
学問的な議論と
臨床の研究が深められ、
高い効果が期待される療法
として確立されています。

月経周期について一日も早くお母さんになるために。

月経リズムと不妊周期療法の原理 月経周期
月経期

理気と活血で赤ちゃんの宿るお部屋(子宮)を大掃除!
◆排出をスムーズに完全に
月経期(周期の始めの3日~1週間)の役割は子宮内膜を再生する全段階として、主要な粘膜層の全体をはがし、溶かして月経血として体外に排出することです。
このように組織を一度に全部作り直す仕組みを持つ臓器は他にはありません。卵巣から毎月1個ずつ出される新しい卵子を、いつも新しい清浄な着床環境に迎えられるように、粘膜層の完全な作り直しを繰り返しています。この時期には血行を促進する(活血)作用のある経穴を選んで、子宮内膜を徹底的に洗浄します。これには、前の段階で役目を終えたホルモンなどの残留による無用な増殖を防ぎ、子宮内膜症・子宮筋腫・卵巣嚢腫・卵管周囲癒着などの器質的な障害を予防および治療する意味もあります。さらに、気の巡りを整える(理気)作用のある経穴を選穴することで、月経血を排出する子宮の筋肉や血管の運動のリズムを改善し、無理なくスムーズに子宮内を洗浄し、また月経痛を和らげます。
◆月経期のまとめ
●仕組み:月経排出 卵胞が選ばれ、排卵に向けて育つ
●周期療法:活血(かっけつ)+理気(りき)

低温期(卵胞期)

補血と滋陰でお部屋に赤ちゃんの卵を育てる丈夫なベッドづくり!
◆栄養供給量を増やして
卵胞期(月経期後の約1週間~10日間)の役割は子宮内膜の新しい粘膜層を再生・増殖させ、卵巣内では1個の卵胞を成熟させることです。
月経期に止められていた粘膜層への血液の供給を再開し、発育中の卵胞から分泌される卵胞ホルモンの作用により、栄養素を細胞・組織の構成の材料として組み込んでいく働きを進めています。この時期は、気を補う(補血)作用のある経穴や体内の潤いである陰を補う(滋陰)作用のある経穴を選穴することによって月経期で失われた血液の回復を促進し、末梢の血流量を増やして、子宮と卵巣への栄養素やホルモンの供給不足を防ぎます。
また、無用な子宮の収縮や出血が起こらぬように安定させる働きもあるので、補血+滋陰の作用のある経穴の組み合わせは子宮内膜の回復と卵胞の成熟を助けるために、トータルに役立ちます。
◆低温期のまとめ
●仕組み:出血は止まり、子宮内膜修復
●周期療法:補血(補血)+滋陰(じいん)

排卵期

活血+理気で赤ちゃんの卵を迎え、すばやくお部屋をウォームアップ!
◆排卵を促し、高温期移行をすみやかに
排卵期(周期の中間部の数日間)の役割は卵巣内の成熟細胞から卵子を排卵し、黄体を作り、低温期(卵胞期)から高温期(黄体期)へ移行させることです。
血中の卵胞ホルモン濃度の増加から、卵胞の成熟を知った脳はホルモンにより血液を通じて卵巣に命令を伝え、排卵を促して成熟卵胞を黄体に変えます。その黄体からホルモンが分泌されて血流で全身に運ばれ、高温期へと移行します。この排卵期には再び活血と理気作用のある経穴を用いて、ホルモン分泌の連携を良くし、確実に、かつ速やかに排卵、黄体化へとつなげます。
◆排卵期のまとめ
●仕組み:排卵
●周期療法:活血(かっけつ)+理気(りき)

高温期(黄体期)

補陽でお部屋いっぱいのミルクをためてベッドをやわらかに!
◆受精卵を着床させよう
高温期(周期後半の約2週間)の役割は子宮内膜に再生された分泌腺の働きにより、栄養素に富んだ分泌液(子宮ミルク)を蓄え、受精卵を着床・養育できる態勢を整えることです。
黄体ホルモンの作用により、子宮内膜への血液の供給を加速し、体内に蓄えられていた栄養素を分解し、エネルギー代謝を高め、基礎体温を月経期・卵胞期より0.3~0.5℃高く維持します。
◆高温期(黄体期)のまとめ
●仕組み:子宮内膜は黄体ホルモンの作用によって、受精卵の着床準備末期に黄体が委縮し、内膜が剥がれ落ちはじめる
●周期療法:補陽(ほよう)

周期療法は女性の心と体を大切にする気持ちから
周期療法は不妊の治療だけでなく、婦人科疾患全般の治療法としても普及しています。
健康な女性の生理周期は、25~35日の間に『月経期・卵胞期・排卵期・黄体期』を繰り返しています。 この複雑なメカニズムを、従来から行われている単一的・画一的な鍼灸治療を長期間続けても、十分な効果が得にくいように思います。
当院では中医学のみならず、高度生殖医療(補助生殖医療)など不妊治療の西洋医学的専門知識をもって治療にあたります。一日も早くお母さんになりたいと願う女性が、体の仕組みや生理の役割をしっかりと理解し、積極的に取り組まれることで、必ず「妊娠・出産」につながると確信しています。

男性不妊について不妊は今や女性だけの問題ではありません。

原因の半分は男性側にある

はじめに
WHO(世界保健機構)の調査によると、不妊症の原因は41%が女性のみ、24%が男性のみ、男女共24%、原因不明11%となっています。

つまり、
男性に不妊症の
原因が見つかるカップルが
48%と、
約半分
を占めています。 かつては不妊というと女性だけの問題とされてきましたが、
不妊は
女性の問題だけではない
のです。それでも妊娠して出産にいたる確率は決して高くはないのが現状です。

男性不妊の原因

西洋医学的には、男性不妊の障害は「造精機能障害」(無精子症、乏精子症、精子無力症など)、「精路通過障害」(閉塞性無精子症、精巣上体炎、逆行性射精など)、「性行為障害(ED[勃起不全]、早漏など)の3つに分けられます。 中医学的には、「脾腎陽虚型」「心脾両虚型」「湿熱下注型」「肝鬱気滞型」等のタイプに分けられます。治療はタイプに使う経絡・経穴は1人1人違います。

当院の男性不妊治療

はじめに
最近、当院でも少しずつ男性の方の不妊鍼灸を希望される方が増えてきています。
女性側に不妊となる
原因がないから……
と仕方なしにご主人が来られたり、奥様に
「鍼は体質改善に
良いから!」
と強く勧められ来院されるケースですが、治療が功を奏するケースも増えてきています。

当院では東洋医学の理論に基づいて、男性不妊の原因や体質を総合して鍼灸治療を行っています。また、不妊治療を目的とするだけでなく、鍼灸治療で心身のバランスを整えることで精巣の機能がアップし、その結果より良い精子の造成が期待できます。
鍼灸治療の適応症の中で
不妊症は当院の最も得意とする
疾患の一つ
に挙げられます。ぜひ男性の方にも積極的に鍼灸治療を受けて頂きたいと思います。
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